必殺!(セガサターン)1996年 前編
 
ストーリー
(注:一部管理人による脚色がございます。本当の「必殺!」を知りたい方は購入されることをお勧めします)

主水の顔なじみである庄次は、近江屋に騙され、アヘンの運び屋の片棒を担がされた。 事が過ぎると近江屋は、庄次を殺しに掛かるが、庄次はなんとか逃げ延びた。 しかし、庄次の家族は近江屋に惨殺されてしまった。
今日、江戸を発ち、あてもない旅に出る庄次。 しかし、家族の無念だけは忘れるわけにはいかない。
庄次は近江屋殺しを主水に依頼した。


庄次の依頼を受ける主水たち。 近江屋は大店で用心棒の浪人がたくさんいるが、彼らは気にも留めない。
「勇の次。近江屋なんておまえひとりで充分だ。 オレたちは見物してるぞ」と、鉄が勇次につぶやいた。 
「割り切れない金は俺がもらうぜ」とつぶやくやいなや、勇次はたった一人で近江屋に乗り込み、浪人どもを蹴散らし、近江屋を宙吊りにした。


勇次の仕事見学ツアーに参加していた鉄が、近江屋の部屋でなにかを見つけた。 どうやら人間の内臓のようだ。 医療器具もある。 なぜ近江屋にこんなものがあるのか?  外国に明るい秀(以前バタビアの王族の娘:マリアと付き合っていた)が、南蛮では内臓を移植する技術がある、といったとても飾り職人とは思えないインテリな知識を披露したのち、今日のところはこれで解散。


江戸の町では若い女の「神隠し」が問題になっている。 そんな中、主水は田中様から不治の病といわれた老中が、奇跡的な回復をした話を聞く。 そして偶然老中の屋敷の門の前で、門番と揉めているお勢という女と知り合う。 お勢の姉が、老中の屋敷に奉公にいったまま、1年も連絡がないのだ。  そして父親が心配して老中の屋敷にいったが、父親もそれっきり帰って来ないのだ。
翌日、お勢のことを心配した主水はお勢の家を訪ねるが、そこには何者かに襲われたお勢が。 お勢は「神隠しは老中の仕業、仕事人」といって息を引き取った。


今度の標的は老中・大草。 相手が老中だろうが、主水たちには関係ない。
「ナマスにでもしてやるか」と秀がいった。 すると鉄が「お、それはいいな。 よし秀、お前一人で殺って来い。俺たちは見学させてもらうぞ」 と秀を冷やかす。
「よし、やってやろうじゃねえか」と叫ぶやくやいなや、秀はたった一人で老中の屋敷に乗り込み、家来どもを蹴散らし、老中・大草の首筋にかんざしを突き刺した。


老中を倒した秀。 主水たちは神隠しにあった女を捜すが見つからない。 そんな時、女の悲鳴が。 悲鳴の方にいってみると、そこにはなにやら怪しい門構えが・・・。 「ここから先は料金外だ」と言い出す鉄。 
そんな鉄に、「オレ様が一人でいってくらあ」と告げて、主水は門をくぐった。


単身乗り込んだ主水は、襲い掛かるコウモリや大蛇を斬りまくり進んでいく。 すると商人風の男と用心棒が・・・・。
なんなく二人を斬り捨てた主水。 そこに主水を追いかけてきた仲間が合流する。 


その先に進むと、女たちが監禁されていたらしい、小屋を発見するがもう誰もいない。  手がかりなしか? と思ったところ、秀が階段を見つける。  階段を上がるとそこは南町。 (はっきりいって地理的なことはよくわからんが、勇次がいうには遠くまで来たらしい。) 神隠しの謎は解けつつあるが、主水たちはこれには大物が絡んでいると予想する。 今日はここで解散し、各々情報収集することとした。


街はずれで神隠しについて情報を集める主水たちだが進展はない。 そこに悲鳴が・・・。 悲鳴の主は、植木職人の松吉だった。 主水の顔なじみだ。 松吉は上総屋の庭を手入れしていたところ、上総屋が人間をバラバラにしているところを見てしまい、それで斬られたのだ。 松吉は「仕事人」といって息絶える。  神隠しの鍵は上総屋にある。
「おい鉄、お前もそろそろ仕事しろよ」と主水。 「バカ、オレは最後の切り札だ。まだ出番じゃねえよ。あれ?なんかこんなセリフ昔いったな。 ともかく、松吉はお前に頼んだんだ。 お前が行け」と返す鉄。 
「秀、お前も一緒に来い」 「やれやれ、わがままなおっさんだぜ」
主水と秀が再出陣だ。


上総屋に乗り込んだ主水と秀。 順之助(霊)の援護を受けながら敵を倒し、上総屋を地獄へ送る。。 


上総屋の送り状を調べる主水。 送り先には「南蛮城」が。 南蛮城とは江戸から少し離れたところにあり、文字通り南蛮人が住んでいる。 神隠し、人間の内臓、医療器具、不治の病の老中の復活、巨大な地下通路、南蛮城・・・・。全てが一本の線につながった。
近江屋、老中、上総屋は死んだ。 残るは南蛮城に巣食う、異人達。
「どうやらオレの出番が来たようだ。」と鉄が独り言のようにつぶやく。
「やるしかねえだろ」と主水も続く。 最終決戦の幕は上がった。


南蛮城の住人は主水、秀、勇次が倒し、南蛮城の主、ローレンス・バックルは念仏の鉄によって仕留られた。


翌日の江戸の町は何も変わっていないようだった。 瓦版の見出しが明るくなったことを除いては・・・・。

いかがでしたでしょうか、セガサターン「必殺!」。 読む分には簡単そうですが、想像以上の難易度であります。
実はこのゲーム、難易度:高でクリアすると、特典映像を見ることが出来るのです。 
この難易度:高ですが、なんとコンティニューが使えないのです。 コンティニューが3回使える通常モードでも、クリアするのは至難の業な私は、チャレンジする気力さえなかったのです。
が、この文章を書くためにサターンを引っ張りだしたところ、もしや出来るのでは? という無謀な考えの下、チャレンジしてみました。
さて、その結果は?  謎の特典映像の正体とは?  後編につづきます。
2004/03/24   TOP