沖雅也氏主役作品紹介 |
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超個人的独断評価:★★★★ 標的:但馬屋の元手代清七(岩下浩)と与力永尾(高野真二) 頼み人:但馬屋姉妹(長谷川澄子、中田喜子) 錠の青臭い行動:仕置きの相手をメッタ刺し 仕置人なこと:仕置きした悪党の懐を探る主水。それを横取りする鉄。 備考:「夏バージョンのためか(?)ナマ足を披露」 仕置を終えて、ほっと一息。主水と鉄と錠が喋っていると人の気配が。 主水の投げた石が当たって(順之助も見習えよ)、立ち聞きの輩を捕らえたものの、 自分たちの秘密を知られたからには生かしてはおけない。しかし斬れない3人は 、訳を聞いて輩=但馬屋の娘を逃がす。 川に飛び込んで逃げようとする輩を追いかけて、迷わず飛び込む錠。そのつも りは全くなく、橋の上から指示するだけの鉄。見回りを警戒する主水。この辺、3人 の気性というか、役割分担が分かりやすい。 輩の見張りを二人に押し付けられながら、単独で逃がすと決める錠も、彼なら ではか。 この但馬屋姉妹は、火付けの罪で火焙りにされた父の無実を晴らすために、 父を罠にはめた悪事の証拠となる書き付けを狙って泥棒を続けていた。 訳を知った錠は、この姉妹が気になってならない。周辺をウロウロ。 父の濡れ衣を晴らすよりも女として当たり前の幸せを願う妹は、しかし罠にハ マって 殺されてしまう。そして、姉もまた・・・。 全てを見ていながら妹を助けられなかった錠は、主水に相談するが、 相手の方が一枚上手。さんざん利用された挙げ句、姉妹は闇に葬り去られる。 奉行所の前で一晩徹夜したり(いじらしい!)、敵を騙して証拠の品を手に入 れたり(ホームズにこのテがあった)、金にならなくても、セリフが少なくても、錠は よく働きます。誰に頼まれたわけでもなく、「袖擦り合うのも多生の縁」とやら、 一度関わった人間は放っておけないのが錠の性分。 仕置きのトリは、もちろん錠で決まり! |