沖雅也氏主役作品紹介 |
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超個人的評価:★★★ 標的:長門屋治平(米倉済加年)と植木職人2人 頼み人:市松の幼なじみのおかみさんになるはずだったおそで(田島令子) 仕置屋な一言:印玄「一杯飲まねぇか。この先の店にな、ちょっとした色っぽい女将がいてな」 市松の澄ました一言:「おめぇさん方が行くような、ゲスな店には行かねぇんだ」 回想:市松の子供時代 今回は市松の幼なじみと米に纏わるお話。 市松は賑わう雑踏の中で幼なじみの浅吉(佐々木剛)と再会。旧交を温め合う。 その前の市松と印玄・捨三とのやりとりが笑える。捨三達が酒を飲もうと誘って いるのに、すげなく断る市松。 おまけに「めったなところで声掛けねぇでくれ。誰が見てるか分からねぇじゃねぇか」と宣う。 そりゃ裏稼業の繋がりがバレちゃマズイから、市松の言うことは正しいんだけど ね。冷たいなぁと。 直前に捨三から「まだ乳離れしていない」と言われたのがカンに障ったのか。 ともかく、浅吉と市松は、市松が父を亡くして各地を放浪していた頃の知り合い らしい。ここでの、一緒に生米を囓っている回想シーンが切ない。 さて、ストーリーの方は、ある男女が盗人2人を目撃。しかし、奉行所に届けよ うにも、不義を働いている男女にはそれが出来ない。届け出ることによって、2人 の仲もバレてしまうからだ。 その男女とは、米問屋長門屋番頭・浅吉と店の主の妾・おそで。 盗人達に脅され、市松からも諭された2人は、とうとう主の長門屋治平に全てを 打ち明ける。しかし、治平こそ盗人達の頭目だったのだ。 2人を上方へ逃がすと見せかけて、江戸を出たところで始末してしまう。 そこへ遠くまで嫁姑と共に月見に来ていた主水が通りかかり、2人の恨みを市松 へ伝えることになるのだが・・・ この辺の作りはちと安直。出陣のシーンも、前回までの流用だし。 「浅吉の恨みは俺1人で晴らす!」と吠えている市松は珍しいけど。 中盤、市松が自分のことを「ヤクザ」と言うシーンがあって、ちょっと驚きました。 確かに、堅気には見えないけど(笑) 少年時代には大差がなかったはずの市松と浅吉。 どこでヤクザと堅気に別れてしまったんでしょうねぇ・・・ |