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昭和57年6月28日に、31歳の生涯を閉じられた、沖雅也氏。 私のように昭和50年代のテレビ番組に思い入れのある人間にとって、 沖氏はまさに、「スター」といえる輝きを放っていました。 代表作と言えば、やはり「太陽にほえろ!」のスコッチ刑事が挙がるのでしょうが、 必殺シリーズに於いてのインパクトも歴代の出演者の中でも間違いなくトップクラス であると思います。当サイトのアンケートでも上位を占めています。 初出演の「必殺仕置人」では、感情型の殺し屋・棺桶の錠を好演し, 次出演作、「必殺仕置屋稼業」では、うってかわってクールな殺し屋・市松を演じる。 特にこの市松というキャラクターは必殺史上でも非常に異質なキャラクターであり、 当時の沖氏の年齢で、その特性を本当にいい方向に活かしきった演技力にはただ、 ただ驚嘆するしかないです。 失念しましたが、どこぞのHPで「仕置屋の市松は、沖氏のベストキャリア」なる評価 がありましたが、私もそう思います。 3回目のレギュラー出演「必殺からくり人・富嶽百景殺し旅」。 この作品では、御大・山田五十鈴氏の存在感を脅かすことなく、華麗な殺しを魅せる、 助っ人の殺し屋・唐十郎を演じました。たまに市松と重なるシーンがあったりします。 |