必殺仕業人解体新書

第11話「あんたこの根性をどう思う」
脚本/中村勝行
監督/大熊邦也
top 超個人的独断評価:
標的:女郎屋銀猫主人惣五郎(桑山正二)とその一味
頼み人:おさと(吉田日出子)
剣之介の家:焼け落ちた廃墟
やいとやの縁起担ぎ:花札ゴロ合わせ。(8,1,10,8でやいとや)
仕業人なこと:剣之介に借金を申し込まれるも、一分銀しか貸せない中村主水
TOPIX:
やいとやと剣之介女装する。

またまた問題作。第3話「あんたこの娘をどう思う?」の犬殺しの悪人と同様、今回の標的も人を殺していない。
さらに婦女暴行もしていない。
やったことは女郎おさとが女郎部屋を自分で開こうと一生懸命貯めたお金、150両を騙し取ったこと。
まあ、10両盗めば首が飛ぶといわれた江戸時代だから、妥当だといえないこともないが・・・。
さらに話を難しくしているのがおさとのバイタリティー。150両騙し取られてさぞ落ち込んでいるのかと思えば、
そうでもない。また一からやり直しということでやる気になっている。
殺しの依頼は結局、やいとやが刑事コロンボよろしく誘導尋問で引き受ける。ああ、いいのであろうか。

私はどうも納得がいかない。殺すよりも、捨三に取られた金を盗ませる方がいいのでは?と思ってしまう。
うーん、どうも納得がいかない。

でもよく考えたらお歌をかどわかしてニセ証文つくって女郎にしちゃたりしてたんだ。あ、これは凄い悪いことだ。
とにかくおさとのバイタリティーがありすぎて悪事まで軽く見えてしまう作品です。

仕事にいった先の女郎部屋に手入れが入り、女郎に化けるやおとやと剣之介。なんと二人とも客がついてしまう。

今回の主水の殺しは残酷極まりない。座らせて後ろからバッサリ。
やいとやは女装を着替えたが、剣之介は女装のまま仕事。