必殺仕業人解体新書

第12話「あんたこの役者どう思う」
脚本/安部徹郎
監督/松野宏軌
top
超個人的独断評価:★★★
標的:旅役者菊三(嵐圭史)とその一味
頼み人:お染(浅利香津代)
剣之介の家:焼け落ちた廃墟
やいとやの縁起担ぎ:旅先の方向とおみくじ帳の組み合わせ(暗剣殺)
仕業人なこと:12両の仕事料に目の色、態度までも豹変する仕業人全員

仕業人には珍しい、旅もの。旅役者の菊三にもてあそばれた上、家族を斬殺され金を奪われた埼玉の庄屋の娘、お染。
お染はある人物から”仕業人”のことを聞き、頼みに来たという。自分たちの正体を知る者がいるということで、
穏やかでない仕業人グループだが、依頼を受けることに。その理由は仕事料が12両だから!いいね、現金崇拝主義!
ここで剣之介が役者崩れの意地を見せ、菊三一味の巡業先を突き止め、仕事に向かう。
捨三は、お染の監視のため江戸に居残り。
この旅仕事で、剣之介はお歌に黙って出ていく。剣之介がいないこと気づき、「こんな日がいつか・・・」とつぶやきながら
魅せる悲しげな表情はなんともいえない。

菊三一味はどうやら巡業の先々で、娘を騙しては押し込みをしているらしい。
いくら江戸時代とはいえ、さすがにばれると思うが・・・。
また、この5人組は結構、腕が立つ。結局主水達は、開演のさなかで、菊蔵一味を殺すことにし、

見事、5人を同時に殺すと同時に幕が下りるという、なかなか魅せる仕事を披露。

お染は消えてしまい、お染に仕業人のことを教えた人物は、わからずじまいであった。