必殺仕業人解体新書

第18話「あんたこの手口どう思う」
脚本/保利吉紀
監督/工藤栄一


 

超個人的独断評価:★★★
標的:豊島屋番頭:嘉七、かざり職人:定吉
頼み人:かざり職人:甚作
剣之介の家:焼け落ちた廃墟
やいとやの縁起担ぎ:腕立て伏せから方位帳(なぜ腕立て伏せが必要なのか不明)
仕業人なこと:役人がうろついている為、仕事を外された剣之介のセリフ「じゃあ、金だけくれ!」


「良い人全滅ストーリー」という、救いのない話です。
金を得るために、人のよい主人の豊島屋:久兵衛を陥れる番頭の嘉七。
己の欲のために簡単に嘉七の誘いに乗るかざり職人:定吉
そんなダメ人間定吉に心底惚れてしまった、定吉の親方:甚作の娘、お京。
お京のためにダメ人間:定吉を信じてしまった甚作。

豊島屋:久兵衛は殺され、お京は身投げで自害、定吉の身代わりの甚作は獄門という
救いのない展開に、せめて恨みだけは晴らしてやろうとする仕業人たち。

見所は結構ありまして、主水が殺しの現場に乗り込むのが遅れてしまい、
番頭にかざり職人という素人にあっさり力負けするやいとや。

主水が塾の子供たちにいいかげんなことを教えて先生おかんむり。
その先生の機嫌をとりなす、主水の行動がエロすぎ・・・。