超個人的独断評価：★★★★
標的：役者の清三郎（大竹修造）とその悪一味
頼み人：浪人芦川（村井国夫）
剣之介の家：焼け落ちた廃墟
やいとやの縁起担ぎ：鏡に映った自分の顔の写り具合（ナルシスト爆発！）
仕業人なこと：冒頭から道端に落ちている枝を焚き付けに拾う、主水の同僚、同心島
TOPIX：新しい中村家の間借り人、幻覚登場
今回も完全仕業人ワールドの世界。題名が示す通り敵討ちものです。
芦川が江戸勤めをしていたとき、妻のおはまは役者の清三郎と恋仲になり娘のおさとを捨てて、駆け落ち。
芦川は二人を討つために、旅に出る。
途中で家を飛び出したおさとと合流し、二人を追うが、道中の途中で目が見えなくなってしまう。
その後は幼いおさとを頼りに江戸にたどり着く・・・・。
なんか書いているだけで気が滅入る。どうして目を不自由にしてしまうんだろう。ああ、仕業人ワールド。
江戸にてついに妻のおはま、仇の清三郎を見つけるが、芦川はおはまを許すことにする。仇を討つとなると、
妻も殺さなくてはならない。娘のおさとには母親が必要なことを痛感していたのである。
既に清三郎に捨てられ、女郎部屋に売られていたおはまを身請けするために、命より大切にしていた
備前長船（刀）を売り、お金をつくる（５５両）が、清三郎の悪一味におさとの目の前で斬殺されてしまう。
剣之介の名前を口にして芦川は息絶える。
芦川の恨みを晴らすことになる仕業人だが、５５両のうちちゃんと５０両はおはまの身請けのために手を付けない。
金にはうるさいが、こういうところはきちっとしている。
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