必殺仕業人解体新書

第8話「あんたこの5百両どう思う」
脚本/中村勝行
監督/大熊邦也
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超個人的独断評価:★★★
標的:立石藩江戸家老坂部(戸浦六宏)と用人赤松刑部(波田久夫)
頼み人:立石藩家老牧野十郎左衛門(織本順吉)
剣之介の家:焼け落ちた廃墟
やいとやの縁起担ぎ:今回はお休み
仕業人なこと:(金が入ったら)裏稼業休業宣言する主水

TOPIX:やいとや色仕掛け失敗する。

今回のお話は、コメディータッチの明るい仕業人ワールド。題名が示す通り、今回の頼み料はなんと500両。しかし、後払い(危)。
まあ、オチはみなさんの予想通りなんですが、なにが面白いって、みんなが仕事料の使い道についてあれこれ思案するところ。500両のうち剣之介の取り分が200両であとのみんなは100両。
まず、捨三は商売替えを計画。洗濯屋の仕事を「こんなのやってられない」といって職場放棄。

中村主水。油問屋の株を買い付けて、その配当を狙う。貧乏同心生活からの脱却を図る。夕食時も使い道についてうわごとのようにブツブツとつぶやく。

やいとやは、さらに具体的。診療所の大改築。すでに大工と打ち合わせて図面までひかせている。
「床の間に山水の掛け軸」「仕事場はどーんと20畳」とやけにここまで具体的。

剣之介夫妻。お歌は夢のマイホーム計画。やいとやと物件の品定めをしたりする。
しかし剣之介は家に興味がない。なんと「三味線習ったり、踊り習ったり」なんて言い出す。金額が大きすぎるのか?

なんとか仕事を無事に終え(主水の殺しは問題ありだと思うが)、みんなで500両を待っているとそこに、頼み人が・・・。
藩の財政は予想以上に悪化していて500両が用意できなかったといって、息絶える。なんと影腹を切っていたようだ。全員落胆、これ落胆。