中村主水シリーズ第7弾 |
キャラクター 南町奉行所:定町廻同心中村主水。またもや裏稼業に復帰した主水。今回は初めて直属の元締の元で仕事を遂行する。 浪人(のちにおでん屋):畷左門。主水そっくりな権同(?)という侍に追われている設定で登場。主水と組んだ刀の使い手(赤井剣之介は敢えて刀を捨てた)というのは珍しい組み合わせ。 秀:簪職人。三田村邦彦ブームを巻き起こし、女子中高生を必殺に巻き込んだ張本人。「腕は極めつけ」と元師匠からお墨付きをもらえるくらいの職人。以前は気持ちを高揚させ、それを発散させるために仕事(人殺し)をしていたが、主水たちに出会うことによって、本物の仕事師を目指す。 鹿蔵:初代元締。江戸から仕事人の火を消さないために、主水を裏稼業に復帰させる。「ワシには地獄へもってゆく土産(悪人を殺した自分の手)がある。」という強烈な信念は主水をも動かす。 おとわ:2代目元締。鹿蔵の後を次ぎ、主水たちをまとめる。主水を「うすのろ」扱い、秀を完全に子供扱いする最強の元締。 六蔵:3代目元締。木更津が本拠地なので、なかなか出てこないのが難点。 おしま&加代:六蔵の配下で質屋を営む情報係。 半吉:鹿蔵に仕える情報係。 中村せん&中村りつ:形としては、仕置屋&新仕置のような感覚。主水とのやりとりは、へそくり捜しが目立つ。 作品 他のシリーズとの違い 中村主水に初めて直属の元締が登場する。後半より、殺しのシーンのでの主水のBGMがスローバラードになり、他の仕事師とは扱いが異なるようになる。 個人的感想 前半の超硬派路線、中盤からのバラエティー路線と、必殺最長の84回という放送回数は、なかなか難しいところが多い。 多く言われるのが、畷左門が刀を捨てる29話が前半と後半の分岐点。別の作品ともとれてしまいそうです。特に殺しのBGMの変更は、あまりにもひどいんではないかと。制作サイドの認識を疑います。
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