中村主水シリーズ第12弾 
必殺仕事人X激闘編

 

キャラクター

南町奉行所:定町廻同心中村主水今回の主水はちょっとパワーアップ。

:組紐屋。殺しの紐も髪型も住む家もマイナーチェンジ。セリフも減ったような気がしますが、個人的には前作よりこちらの方が好き。

:鍛冶屋に転職。グループに仲間が増えたためか、それほど目立たない。ストイックな面が目立つ。

:はぐれ仕事人。助っ人のくせに、かなりでかい顔をして主水グループに入り込む。ほとんど主水グループの一員。第一話では「十手持ち」として登場するが、すぐにその設定がうやむやになってしまった。これはちょっと残念だった。

弐:はぐれ仕事人。こちらは本当に助っ人として登場。公演の都合か欠席が目立つ。でも、映画ぐらいは出て欲しかった。
竜が嫉妬する程の女装が華麗(未確認)

参:はぐれ仕事人。ちょうど壱よりも少なく、弐よりも多い露出度。
残念ながら最終回は欠席。

加代:今回は主水グループを代表して「闇の会」に参加する。その仕事落札率は限りなく100%に近い。(他の仕事人はなにやってるんだろう?)

中村せん&中村りつ:こちらもなんとなく「ハード路線」というか、あまりにふざけたコメディー路線を変更。


作品
超個人的評価:★★


他のシリーズとの違い

批判の声が届いたのか、ついにハード路線に軌道修正。コメディー・バラエティ路線をひとまず封印。あの山崎努氏に、念仏の鉄復活の要請。残念ながら断られ、そのキャラクターとして、「壱」が残ったという。そして「闇の会」なる仕事人組織が結成され、そこに仕事が持ち込まれるという新必殺仕置人の虎の会のような(中身は全然違うけど)仕事体系となる。

個人的感想

このシリーズは予告編から良かった。政の殺し技が変わり、手槍をカチャって回すのを見たとき、「おお、棺桶の錠!」と叫んでしまった。内容もふざけた脚本もなく、必要性のないキャストもいない。
たったそれだけで、随分と良くなると思った。主水も他の仕事師と同じBGMで殺しを実行するというところも良かった。(最初の方だけだけど)。さらに、はぐれ仕事人の”壱”がとてもいい雰囲気を持っていて、シリーズを通して活躍してくれました。MVPです。
「激闘編テイスト」満載の映画、「必殺V!裏か表か」は見応え充分。