中村主水シリーズ第13弾 |
キャラクター 南町奉行所:定町廻同心中村主水。今回は百軒長屋にある出張所つとめとなる。まあ、現代の交番のようなものだが、実際に存在していたか疑わしい設定はマイナス。 政:3作目の登板となる。ストイックさに磨きをかける。さらに肉体派としてイメージチェンジか?「ファイト!一発!!」のCMにそのまま出ても違和感を感じない。 銀平:船頭。虎の配下の仕事師で、お玉の後見人立場。もう少し深く掘り下げて欲しかったが・・・・。 西順之助:歯科医。ついにひとりの仕事師として登場。ある意味後期仕事人を象徴するキャラクターだから、もう少し幅を持たせて描いて欲しかった。 中村せん&中村りつ:まあ、可もなく不可でもないというところ。しかし、完全に中村家のシーンを演じるための演出という感じは否めない。 作品 他のシリーズとの違い 特にない。中村主水グループとお玉・銀平グループという見方も出来るが、かなり違和感がある。完全に主水の新グループししたほうがいい。元締めもなく、オーソドックスなスタイル。 個人的感想 お玉が「元締虎」の娘ということで、それに関するエピソードを期待したのだが皆無。銀平に至ってはキャラクターの掘り下げがなされていない。せっかく仕事師として復帰した西順之助にしても、うまく生かされていない。試行錯誤をした感じにも見えないし・・・・。それにあのサブタイトルのふざけすぎもマイナスポイント。だからといって「必殺史上最低のシリーズ」とかまで言われるほどのこともないと思いますが・・・。まあ、あの終わりはちょっと納得がいきませんが。
|