必殺ファンのしあわせ度
さて、全30作の必殺シリーズ。  全作品を観ると仮定すると、一番幸福な視聴の仕方・順番というものは一体どんなものでしょうか? ここではそれを検証してみましょう。
これは逆に一番不幸な視聴の仕方・順番なら簡単ですね。 一番最初に見たシリーズが「新必殺仕置人」(それも最終回シリーズを最初に見てしまった人は不幸中の不幸)のファンです。 頂点ですから。(当サイトアンケート参照) これを観てしまうと他のシリーズが色褪せて見えれしまうのではないでしょうか?  主水シリーズなら念仏の鉄初登場の必殺仕置人、非主水シリーズなら「必殺必中仕事屋稼業」「必殺仕掛人」がかろうじて満足できるか? ってところですね。
一番不幸な視聴順(確定)
1.新必殺仕置人→2.必殺仕置人→3.必殺必中仕事屋稼業→以下適当
・最初のシリーズ「必殺仕掛人」からリアルタイムで順番に見ていったファン。
作品の質が一定であったり、高品質キープであったら、一番幸せな視聴方法。リアルタイムに勝るものなし。
実際は、「からくり人富嶽」「うらごろし」あたりで盛り上がりに欠け、必殺仕事人のマンネリ感、そして必殺仕事人W〜必殺仕事人Xのあたりで相当ストレスが溜まると思います。 単に惰性でみているような感じになってしまうのでないかと思います。
幸せとはいえないのではないのでしょうか? それとも全リアルタイム視聴に勝るものなしか?
リアルタイム順番視聴型(リアルタイムに勝るものなし。基本的に幸福。がストレスあり)
1.必殺仕掛人→2.必殺仕置人→3.助け人走る→以下放映順
・おそらく一番多い視聴パターン。最初に観たシリーズでは仕事人Vが最多です。 (当サイトアンケート参照
昭和50年代後半の「必殺仕事人V」を頂点とする必殺ブームのときに、リアルタイムで必殺仕事人Vを観て、再放送で仕掛人からファースト仕事人を観たひとたち。 私もここに分類されます。
関東近辺の必殺ファンでは一番多いと思います。 これは幸せ度は結構高いです。 再放送とリアルタイムの相乗効果で視聴率がとんでもない時期です 30%越えは当たり前。 再放送の仕事人ファーストが途中で打ち切られ、リアルタイムでは仕事人W→仕切人→仕事人Xを、再放送で観た前期とのギャップに苦しみながら観た世代です。 前期の再放送を待望しつつ、リアルタイムも期待してました。
第1次必殺ブーム型(バランス的に非常に優れている。必殺ブームを体感。幸せ度高い)
1.必殺仕事人V→2.必殺前期→3.必殺渡し人→4.必殺前期→5必殺仕事人W→以下放映順
・こちらもななかな多い視聴パターン。 
京本政樹・村上弘明の加入により、第二次必殺ブーム。 視聴率20%前後の必殺仕事人X、必殺仕事人X激闘編リアルタイム世代。 再放送も関西地区で恵まれる。 関東では新必殺仕事人が再放送開始。
仕事人X激闘編と新必殺仕事人が同時期に観られたのはなかなかよろしいかと。 仕事人Vから観はじめたので、後期にも耐性があり、のちにシリーズを見ていけばかなり幸せな必殺ライフを送れたと思います。
第2次必殺ブーム型(後期耐性があり、視聴もある程度自分で選べる。幸せ度やや高い
1.必殺仕事人X→2.必殺橋掛人→3.新必殺仕事人→4.必殺仕事人X激闘編→以下放映順+ビデオ/CS
・テレビ東京「時代劇アワー型」
いきなり昼の12時から放映開始。 非主水シリーズではある意味ベスト3作と、後期一番の怪作、必殺仕切人の組み合わせ。 実は凄い組み合わせなのでは? 完成度ナンバーワンと問題作ナンバーワンですから
テレビ東京型(ある意味上と下を知ってしまったので、後の視聴は幅広い視点で見れる。幸せ度相当高い)
1.必殺必中仕事屋稼業→2.必殺仕切人→3.必殺仕掛人→4.助け人走る→以後は自由に視聴
・さて、様々な例を考察してみまして、一番しあわせな視聴方・順番ですが・・・。
こんな感じではないでしょうか?
1 第1次必殺ブーム型 リアルタイムと再放送が絶妙なナイスマッチ
ブーム頂点番組、仕事人Vとシリーズ最高傑作、新仕置人をほぼ同時期に体験。
2 リアルタイム順番視聴型 リアルタイムに勝るものなし
3 自己選択型 情報収集後、前期・後期バランスよく視聴。 
- - -
- - -
- - -
- - -
- - -
× 新必殺仕置人出発視聴型 頂点を知ってからみると、さすがにきつい
2004/03/16   TOP