中村主水シリーズの繋がりを検証してみましょう。
|
必殺仕置人
主水は念仏の鉄、棺桶の錠、おひろめの半次、鉄砲玉のおきんと「仕置人」グループを結成する。
半次が奉行所に捕らえられ、助けるために奉行所をぶち破り、鉄と錠に手配書が廻り、グループは解散。
|
恨みを晴らしたら30両という話を
でっち上げた錠
主水は真相解明に小六親分
の力を借りる
|
|
錠に騙されているのに気付かず
仕置きに向かう2人
錠に騙された事に気付いた鉄
は主水の刀を抜いて大暴れ |
|
そこへ半次がなぜか30両
を持ってきて・・・
錠も金を受け取りグループ結成
|
助け人走る(ゲスト出演)
主水は「助け人」というグループが裏で人殺しをやっていると感づき、接触を図る。
「俺もひとくち乗せろ」「仕事があればいつでもやる」などのセリフもあるが、自分では裏の仕事はやっていない模様。
主水の捕り物シーンのBGMは仕置人の殺しのテーマ!
|
平内に目を付けた主水は奉行所に捕らえる。
牢の中の平内にせんとりつの悪口を聞かせる。
うるさい主水を殺すこと
に決めた助け人。
文十郎が殺ることに。
|
|
文十郎との対決で華麗な空中回転を披露
ついに元締の清兵衛に
つめよるが、囁いた言葉は、
「俺にも一口のせろ」
|
|
助っ人は断られるも、
泥棒一味捕獲の手柄をもらう。
”仕置きのテーマ”を BGMに大暴れ!
仕置人と助け人の貴重なショット満載
|
暗闇仕留人
仕置人グループ解散後、主水は江戸に舞戻って来た半次とおきんと再会する。
そこで半次が「あの仕事は鉄や錠みたいな奴がいなきゃ出来ねえ」といっていることから、このシリーズは仕置人の続編である。新たな仲間、糸井貢、大吉を仲間に加える。
このグループは糸井貢を失うことにより解散する。
|
半次とおきんを見つけてうれしそうに
追いかける主水
再会を喜ぶ三人。
鉄や錠の話題も
|
|
初対面でいきなり主水を恐喝する糸井貢
主水を兄と紹介され
唖然とする貢
|
|
もう一人の仲間大吉に「兄さん」
といわれてぎょっとする主水
義兄弟3人
|
必殺仕置屋稼業
前作仕留人から共通の裏稼業の仲間は存在しない。続編という明確なエピソードも存在しない。
第1話で仲介役になるおこうは主水に対して「あんさん仕置人でっしゃろ」というセリフの通り、主水の過去を知る人物。
情報役となるの捨三の、「旦那、またアレ始めるんですか?」というセリフから、仕置人、仕留人でもない主水グループが存在していた可能性あり。
市松と印玄を加え、グループを結成する。
印玄、おこうの死、市松が奉行所に捕まったことにより、グループは捨三と二人きりに。
|
執拗に主水を裏稼業に戻そうとするおこう
殺しを見た主水を殺そうとする市松
|
|
「またアレ始めるんですか?」と捨三
捨三の友達で、仲間になる印玄
|
|
アジトで市松を待つ3人
市松が登場し、新グループ結成
|
必殺仕業人
主水は定町廻りから牢屋同心に格下げ。仕置屋グループの捨三が続投。「一年前は市松もいて印玄もいて」というセリフ、新たな仲間である、赤井剣之介の「竹細工の市松ってしってるか?その男に中村主水を尋ねろといわれた」というセリフの通り、完全に仕置屋の続編。
いつの間にか仲間になっていたやいとや又右衛門と仕業人グループが結成される。
赤井剣之介を失い、やいとやは足を洗い、「仕業人グループ」は消滅。
|
続投の捨三&主水
新しい仲間、やいとや。
|
|
主水に市松の話をする剣之介
市松の名前を聞いて、感慨深げ
になる主水「市松か・・」
|
|
やいとやが信用できない剣之介とは組めないと言いだし、もめる仕業人グループ。なんと主水もやいとやを信用できないと言い出す。
結局、お互いを信頼しないことが逆にグループが成り立つという理論となる。
|
新必殺仕置人
名前からわかるように、仕置人の続編。あの仕置人グループの念仏の鉄が復活する。ただし、主水が牢屋見廻り同心から定町廻り復帰のエピソード、主水が仕業人の赤井剣之介を思い出すシーンがあるように、仕業人からの流れである。鉄も巳代松、正八、おていといった新たなグループを作っており、仕置人からの時間の流れを感じさせる。
廃人と化した巳代松、鉄の死亡によりグループは解散状態になる。
|
女スリを追った主水は隠し部屋
を見つけ降りると・・
主水の危険を知らせるために
念仏の鉄が現れた。
|
|
鉄から仕置人の標的とされている事を聞くも、裏稼業に手を染めたものとしての宿命として納得しようとする主水。
赤井剣之介のことを鉄に告げる主水
|
|
鉄は主水の為に東奔西走
新しい仲間たち
|
必殺商売人
新仕置人グループの主水と正八、全く別グループのおせいと新次により、商売人グループが結成される。おせいにはなんと、主水シリーズではない、「必殺必中仕事屋稼業」で元締めをしていた過去があるようなエピソードあり。
新次を失うことにより、グループは解散する。
|
仕置人に戻るつもりはない主水だが・・
正八が依頼を受けてしまう。 |
|
同心の主水が仕置人だと信じられない新次とおせい
主水の命を狙うが・・・。 |
|
それが誤解だと判明。
この出会いがきっかけで主水は裏稼業復帰を決意した。 |
必殺仕事人
過去の裏稼業で関係のあった人物は登場しない。第一話の冒頭で「この世でははらせぬ恨みを晴らす、仕業人、商売人」といったナレーションあり。
主水は「ドブ川ん中で、女房もろとも叩き斬られた奴」という赤井剣之介の死に様を語るセリフあり。
「わしは前からお前さん(主水)が欲しくて仕方がなかった」という、元締め:鹿蔵のもと、浪人の畷左門、秀とともに仕事人グループを結成する。
裏稼業が原因で左門の奥さんが亡くなり、娘の美鈴は記憶をなくしてしまう。
グループも解散することに。
|
八王子に飛ばされていた主水は
鹿蔵によって江戸に呼び戻される。
鹿蔵の裏稼業復帰要請に対し、
赤井剣之介の死に様を語り、
復帰を拒む主水。
|
|
そこに鹿蔵の殺しの哲学に賛同
した畷左門が裏稼業入りを志願。
この小判をみて主水は
裏稼業復帰を決意。
|
|
主水を配下におくことができ、
満願の笑みをみせる鹿蔵。
のちに仲間なる人物秀
|
新仕事人に続く
必殺シリーズに戻る
|