必殺仕業人解体新書

第4話「あんたこの親子をどう思う」
脚本/安部徹郎
監督/蔵原惟繕
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超個人的独断評価:★★★
標的:叶屋(森塚敏)、丈太郎(藤間文彦)、文次(三上左京)
頼み人:紙問屋女主人お遊(小山明子)の死に責任を感じた中村主水
剣之介の家:焼け落ちた廃屋
やいとやの縁起担ぎ:茶柱
仕業人な出来事:本当に楽しそうに美人局にひっかる主水

とっくに成人している息子といつも同じ布団で寝たり、背中を流したりしている、少し変わった紙問屋が舞台。
「死1倍」(しにいちばい:担保とした人物が死んだら、3日以内に借りた金額を倍にして返さなければいけない)という、本当にあったんだかなかったんだか分からない契約を利用し、一儲けたくらむ高利貸叶屋。
この叶屋、昔同心で、主水の事を知っている。主水に美人局を仕掛け、牢屋から殺し屋を出させたりしている。

結局、叶屋の手下文次によって、お遊は殺されてしまうのだが、殺されるまでの息子と母親の愛憎劇がまた仕業人的。
まるで、恋人同士の痴話喧嘩そのもの。挙げ句にバカ息子は母親の殺害を叶屋にまで依頼までしている。
いいんでしょうか、こんなの。

結局、お遊の危機を知りながら、救えなかった主水が責任を感じて、お遊から個人的に「何かあったら」という感じで預かっていた金を仕事料をにして剣之介らに依頼する。

注目は主水の殺し。高利貸叶屋に斬りかかるが見抜かれて形成逆転されてしまう。しかし、再逆転して斬り殺す。
これがメチャクチャかっこいい!